すまひ教養学編 をスタートする皆様へ

須麻比精神学講座 すまひ教養学編 をスタートする皆様へ

 

佐山聡です。

私がこの35年間、一貫して取り組んできたこと。それは「人材育成」に尽きます。

 

・社会生活の中で生じる様々な障害、問題に心乱されることなく、淡々とこれを乗り越えていく人材

・己の職務を果たし、高いパフォーマンスを発揮し続ける人材

・日本の社会はもとより、諸外国の人々の思考、生活習慣、礼儀作法を理解し、その社会に素早く溶け込み、活躍できる人材

このような「高い人格と真の強さを持ち、国際人として活躍できる」人材を育てるために必要なものは何か。「タイガーマスク」を引退してから現在までの約35年間、この研究と指導に、私は人生のほとんどを費やしてきました。

 

プロレスを引退後、すぐに取り組んだ総合格闘技では、そのコンセプトやルール作り、打投極の格闘技術体系の構築、オープンフィンガーグローブなどのアイテムの開発、他にも指導法や道場運営、興行などすべての面に関わりながら、同時に選手たちを育成していきました。精神論ではなく、科学的、合理的な稽古、トレーニングを通して、強靭な体と精神を育てていくことで、“素人”だった選手がプロ選手へと次々に成長していきました。私の目指す総合格闘技は、当初はなかなか理解されませんでしたが、やがて選手層が厚くなり、運営面の人材も集まり、道場やジムは日本だけでなくアメリカ大陸やヨーロッパにも広がり、選手は5千名を超えていました。

 

しかし残念なことに、選手の中には、リングの上では強くても「対人間」や「対社会」の面であまりにも無知で弱い者が含まれていたのも事実です。格闘技の稽古を通して礼儀や人としてのあり方を教えていたのですが、それが心に届かなかったのでしょう。礼儀をわきまえず、奇矯な振る舞いを繰り返す者。私生活が荒れ、裏社会の人間とつながってしまう者。注目を浴びることばかりを考えている者。こうした己の欲望や行動をコントロールできない選手を見て、私は、「選手」を育ててはいても、「人間」を育てていないことに気づいたのです。

 

やがて私は、総合格闘技を離れ、独自の武道の構築を目指しました。総合格闘技のときの経験により、闘技とは別に、「人が、己の心を制御するために何が必要なのか」を探究していきました。

 

探究は、東洋の禅や瞑想、ヨガ、ヒプノセラピーなどに代表される精神術をはじめ、思考の土台となる西洋、東洋の哲学や思想、宗教、心理学、精神分析、そして人の体を知る生理学や脳科学、さらには国家や民族の群意識を育てる日本や世界の歴史など、多岐にわたりました。

そして出た結論が、「意識の深い領域、ユングが発見した『普遍的無意識』を強化することで、人の心は強くなり、本物の自己コントロール力を獲得できる」ということでした。

 

私は、ビジネスプロデューサーの道幸武久氏と共に、武士たちが身につけていた「武士道」や歴史の真実を学び、普遍的無意識を強化するメンタル強化法、自己コントロール法を、3日間で学ぶプログラム「リアル不動心」として体系化し、これをビジネスマンや起業家、国家公務員の皆さんに、セミナーや研修を通して指導していきました。「リアル不動心」は5年間で700名を超える皆さんが学びました。

 

さらに、武士道よりも古く、日本人共通の精神文化である「神道」と、その中の神事として行われていた「捔力(すまい)」を、リアル不動心や闘技に融合し、「精神武道」へと昇華させたものが「須麻比」となります。

 

この須麻比の中で、メンタル強化法、精神文化を体得する「学部省」には三種類の講座があり、「すまひ教養学編」は、その最初の講座となります。

 

この講座を学ぶ皆さんは、既に何らかの組織のリーダーか、将来リーダーへと成長していく人が多いことでしょう。講座で学んだ内容は、あなた自身の成長やメンタルケアとしてだけでなく、ぜひ部下や周囲の人たちの指導や人材育成に活用してください。仕事に必要なスキルは、職務によって異なります。しかし、誰にとっても揺るがない精神、メンタルは必要であり、これを身につけた人は、あらゆる困難を乗り越えられる人材へと成長していきます。こうした人材が増えることで、組織全体が強化されていくことでしょう。

 

この講座を通して、より多くの人が、「高い人格と真の強さ」を備え、国際人として活躍していく人材へと成長していかれることを願ってやみません。

 

一般社団法人 日本須麻比協会 会長 佐山聡